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#05「飼い主がペットに似るって本当?」

人間のカップルは一緒にいると似てくる?

平林:ところで、最初に今日の疑問を聞いた時に、『もやしもん』の「表皮常在菌」ではありませんが、「飼い主とペット」でなくて、「付き合っているカップル同士だったらどうなんだろう」という疑問を連想しました。「付き合っているカップル同士」は、似ている人を選んだりして似ているものなんだろうか?それとも、似てない人同士でも似てくるものなんだろうかって。

木原:カップルなのか、夫婦なのかによっても変わってきそうですね。

平林:確かに。2人の関係も過ごす時間の長短やつきあい方によって、変わりそうですね。夫婦となると生活も一緒になって、同じものを食べることが多いとか。相手とコミュニケーションをする中で、歩み寄ったりして性格的な影響も受けそうですね。

木原:人間はパートナー探しの時は、遠い遺伝子を選ぶっていいますよね。ということは、ペットを選ぶ時と人間を選ぶ時って、ちょっと違う選び方なんじゃないんですか?

平林:パートナー探しの時は遠い遺伝子を選ぶ、ということは、「似てない部分が多いもの」ということですね。そういう本能でもあるんでしょうか?自分と似たものを好む人もいれば、反対に自分とは似ていないものを好むという人もいるでしょうし、「自分と似ている部分もありつつ、自分に足りないものを持つものに憧れる気持ち」もあったりしそうで・・・うーん、難しいですね。

「ペットと飼い主が似るか?」という疑問を考えているうちに、答えに辿りつかないまま、「ペットを選ぶ時と人間を選ぶ時の”選び方”は同じか・違うか」という違う新たな疑問まで出てきてしまいました。明日は、周りの人に「ペットを選ぶ時と人間を選ぶ時の”選び方”は同じか・違うかどうか、どう思う?」と聞いてみて下さい!

ペットと飼い主が似るなんて!と思いましたが、研究結果まであるなんてびっくりです。でも、確かに何となく「犬っぽい」友達は犬を飼っていたりするし、動物園の飼育員さんは担当の動物に似ていたりしますよね。「太っている飼い主のペットは太っている」というのはすぐに納得がいきましたが、「似たペットを選ぶ」話や、赤ちゃんの話などは心理学や生物学にも関係してきそうで、実はすごく奥深いのかも!と思いました。
こんな身近なトピックでもいろいろな視点で議論できるのが科学の面白いところですね。次回も楽しみです!