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#10「手料理を飲食店より美味しそうに見せるコツってあるの?」

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色を少し強調すると美味しそうに見える!?

平林:さあ、今日は「手料理を飲食店のように美味しく見せるコツ」を教えましょう!

辻:そんな方法があるんですか?

平林:あるんです(笑)。食事をするとき、盛り付けた食べ物の見た目は、とても重要ですよね?たとえば、飾り付けで入れるパセリとか、あの緑色の彩りが食事をとても「美味しそうに」見せますよね。

辻:そうですね。色のバランスは大切だと思います。

平林: 人は「モノの色」を強調して覚えてしまう傾向があるんですが、料理の見た目に対しても同じで、彩り鮮やかな食材・料理として記憶してしまいます。ということは、料理は色鮮やかな色に見せてやらないと、何だか記憶の中の「これが理想の料理・食材だ」というものと無意識のうちに比べて、くすんだ色に感じてしまい、美味しく見えないんですよ。だから、食材品売り場・レストランなどでは食材が色鮮やかに見える特殊なライトを使ったりします。

辻:どんなライトですか?特定の色素を強めたりするのかな。

平林:人間の目は主に赤色・緑色・青色を認識します。そして、たとえば、緑色の葉っぱは緑色っぽいさまざまな色を含んでいるので、たとえば真昼に太陽の光の下で眺めてみると、くすんだ緑色に見てしまうわけです。そこで、赤色・緑色・青色にだけ光るようなライトで照らすようにすると、緑色のまわりの色がないので、くすんだ緑色に見えるようなことがなく、すごく鮮やかな緑に見えるわけです。つまり、余分な色を削ったような専用ライトを使うと、全体的としてはきちんと白色の光なんでしが、緑の食材が本物よりも鮮やかな緑に見え、赤い肉が本物より赤く見えたりするわけです。

辻:なるほど。

平林:というわけで、手料理を美味しく見せるひとつのコツとしては、自分の部屋のライトを色鮮やかに見える食卓用ランプに付け替えてしまえば、食卓の食事が美味しそうに見せることができるわけです。