#07「あみだくじで当たりを引く方法ってあるの?」
秘策「ワープ奇襲大作戦」!
平林:ちなみに、あみだくじって、昔はこういう形ではなかったんです。こういう形(写真左)だったんです。
あみだくじの名前の由来・・・
あみだくじの「あみだ」は、阿弥陀如来に由来する。あみだくじは室町時代から行われていたが、今日のくじと違い、真ん中から外に向かって放射線状に人数分の線を書いて、それを引いたものであった。そして、これが阿弥陀仏の後光に似ていたことから、この名がついた。
木原:ところで、たとえば、こんな風に縦線をまたぐワープするような横線を引くとどうなるんですか?
平林:なるほど、とても面白い発想ですね。もし、そんな横線を引くと、当たりの場所が横に早く移動するようになるので、当たりの確率が均等にばらけやすくなりますね。
辻:それなら、当たりの真上や隅を誰かに先に取られたら、そんなワープ線を付け足しで描けば、少し有利に持っていけるわけですね。
平林:確かにそうですね。・・・すごい戦略家ですね。
木原:今、大学の課題でゲーム理論をやっているんです。
辻:じゃあ、いっそのこと左端と右端をワープ線で繋いだら、どうなります?
平林:そんな奇襲作戦まで考えたことがなかったです。そんなことをされると、「端っこ」が、それ以上(端に)動けない壁ではなくなってしまいますね。
木原:ということは「隅っこ」が有利な場所でなくなるんですよね?
平林:そうですね。その場合は最初から最後まで「当たりの真上が一番有利」ということになります。両端ワープ繋ぎというのは、凄い着想ですねぇ。横線が多ければ隅っこ有利戦略を一気に逆転できますね。そうか、隅っこを取られたら・・・
辻&木原:両端を繋ぐワープ線を引いてしまえばいい!!
平林:理系女子大生チーム恐るべし、ですね。
あみだくじに有利な場所があるなんて考えたこともありませんでした!理系失格かもしれません(笑)。でも、よくよく話を伺ってみるといわゆる「ランダム・ウォーク」なんですね。真上が当たりやすいというのは想像しやすいですが、場合によっては隅もポイントになるというのは意外でした。あみだくじは答えを隠してやらないと平等でないのですね・・・。平林先生の説明はとてもわかりやすかったです!
ワープ奇襲大作戦、せっかく思いついたのでいつか使ってみたいです☆