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#13「紫外線を防いで、色白美人になる秘訣を教えて下さい!!」

紫外線は場所・標高・季節で違う!!

平林:それでは、紫外線が人間の体に悪さをする量、UVインデックスの量を考えてみましょうか。

遠藤:季節によって紫外線の降り注ぐ量は違いますよね。日差しの強い時期は紫外線も強いでしょうし。

平林:そうですね。夏前は強くて冬は比較的に弱い。それは、太陽が日本を照らす角度が弱いからですね。あと、季節だけでなく、場所ごとでもUVインデックスは結構違うんですね。

遠藤:私の地元は岡山ですが、東京と岡山でUVインデックスが違うんですか?

平林:たとえば、これは7月25日の日本各地のUVインデックスを示した地図です。東京と岡山を比べてみましょうか?

遠藤:あんまり変わらないような気もしますが、・・・九州や沖縄まで眺めると、ずいぶんUVインデックスが高いですね!

平林:はい、北半球だと南に行けば行くほどUVインデックスは高いですね。沖縄の那覇と(東京近くの)筑波を比べると1.3倍くらいは違いますよね。冬の沖縄と東京の初夏がちょうど同じくらいのUVインデックスなんですね。

加藤:沖縄に行くときには、冬だからと言って油断できないですね。・・・そういえば、南国と反対の北国でも「スキー焼け」ってしますよね? 北国なのにどうして日焼けするんですか?

平林:降り積もった雪が紫外線を80%くらい反射して、下や周囲から照り返された紫外線のせいですね。

加藤:えぇ!! 80%も反射するんですか!! それなら、海はどのくらい反射するんですか?

平林:海は20%くらいです。けれど、砂浜などは紫外線をたくさん反射するので、油断は大敵です。・・・ちなみに、高い山に行くときにも、紫外線は要注意です。1000m標高が高くなるごとに10%も紫外線が強くなるんです。

加藤:山スキーとか、標高は高いし・雪で紫外線が照り返すしで、大変ですね(笑)。

加藤:質問なんですけど、日焼け止めに「+50」とか「SPF」とか書いてあると思うんですけど、あれはどういうことなんですか?

SPFとは・・・

Sun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略で紫外線防御指数とも言う。UVB波の防止効果を表す指標。

平林:SPFというのは、日焼けをするまでの時間をどのくらい延ばすことができるかを示した数ですね。たとえば、SPF10の日焼け止めを塗っていれば、日焼けになってしまうまでの時間を10倍長く引き延ばすことができる、という具合です。

加藤:日焼け止めの原理ってどんな物なんですか?

平林:金属微粒子などで紫外線を散乱・吸収させます。

加藤:分かりました。「紫外線を防いで、色白美人になる秘訣」という本題に戻って、最後にアドバイスを頂けますか?

平林:そうですね。直接の日光に気をつけて、下からの照り返し・反射が多いところにはなるべく行かないようにする。地面が白くコーティングされているところは歩かない。例えば横断歩道とか(笑)。そして、標高の高い所も気を付けた方がいいですね。1000mで10%も強くなるわけですから。以上、色白美人になる秘訣でした。是非、明日誰かに話してみて下さい!!

みなさんは日焼け原理、ご存知でしたか?
紫外線は太陽から直接降り注ぐだけではなく、地面での反射や空気中の微粒子での反射からも素肌にやってきます。日傘だけでは対応しきれていなかったんですね!! 早速友人に話してしまいました笑
日焼け止めももちろん欠かせませんが、なるべく黒い服を着ることで紫外線を吸収させるのも効果的だとか。
UVインデックスについてや、標高と紫外線量との関係などもわかりやすく解説していただくことができたので、今後はどんな季節でもどんな場所でも気を抜かず、より一層日焼け対策に力を入れたいと思います。